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[道場探訪] 柔術の総本山・パレストラ東京を見学してきました!

Guest
2005.04.08
総合格闘技boutholic管理人
この度、総合格闘技boutholicで「道場探訪」というコーナーを始めました。これは、格闘技の道場を訪問し練習内容などを紹介するものです。第1回として、中井祐樹先生のパレストラ東京を取材させていただきました。その模様をレポートしましたので、どうぞご覧下さい。
池袋駅から西武池袋線で2駅目の町・江古田。日大・芸術学部をはじめとした学生街として知られているが、総合マニアの間では、「パレストラ東京」のある町として有名だ。「パレストラ東京」とは、元修斗ウェルター級王者・中井祐樹先生によって設立された、修斗とブラジリアン柔術の道場である。設立は1997年12月1日。北は北海道から南は九州まで、国内31ヶ所、海外に1ヶ所の支部を持つ、総合格闘技の道場だ。
今回、中井祐樹先生とパレストラ番頭・若林太郎氏のご厚意により、道場を見学させていただけることになった。江古田駅からは徒歩で10分ほど、都営大江戸線の新江古田駅からはわずか1分ほどの、カエサル江古田ビルB1階に、「パレストラ東京」が居を構えている。
練習を見学をさせていただいたのは土曜日の4時過ぎから、ちょうど道場が開いてすぐの時間帯で、練習生の姿はまだまばらだった。道場内には取材をしている僕たちと若林氏、中井先生、白帯の練習生の5人ほどだった。
中井先生は、白帯の方をじっくりと丁寧に指導されていた。日本人初の黒帯柔術家によるマンツーマンの指導!
その後、若林氏は修斗ニュースの締め切りの関係で帰宅され、ほどなく道場生が集まってきて、練習が本格的にスタートした。
まず始まったメニューは、下からの腕十字に対する防御方法だった。中井先生がまず手本を道場生に示し、練習生同士で反復するというのが練習の流れだ。
ガードポジションをとる相手が自分の腕を掴み、十字を取りに来る。相手の足が自分の顔にかかる前に、掴まれていない腕で、掴まれた腕の手首をフックし、足が自分の顔にかかるのを防御する。こうすると、腕ひしぎ十字固めを狙われていた腕が固定され、それ以上腕が伸びることはなくなる。
「ちょうど、見えない相手にチョークスリーパーをかけているように」と中井先生。十字を防御した後は上からプレシャーをかけて、相手の攻撃をつぶしパスガードを狙っていく。素人でもわかる、詰め将棋のような防御方法だった。
その後、道場生同士の反復練習やスパーリングなどが始まるが、中井先生は要所要所で細かいテクニックを指導していた。押さえ込んだ相手の足の動きを封じる胴着の掴み方や、パスガードにつながる細かい足さばきなど、動きのポイントの指導である。
相手の中途半端なハーフガードをちょっとした足さばきでスッと抜け出す。その足の動きは、市販の技術書やDVDなどでは決して解説されることのない、細かく地味な動作だった。「多分こうやって教えていかないと、なくなっちゃうんでしょうね」と中井先生が語る。その姿に、柔術という技術の指導だけでなく、武道的な何かを垣間見た気がした。
パレストラのキャッチフレーズは“マーシャル・アーツ・コミュニケーション”「格闘技は、言葉や人種、年齢の壁を越えることができるコミュニケーション手段である」という言葉を、あなたも体感してみてはいかがだろうか?きっともっと格闘技の面白さを実感できる。
※また、練習風景のビデオもコチラにて公開していますので、ぜひご覧になってください。
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