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新日本プロレス『NEXESS』 - Men's Judge - 格信犯ウェブ

Weekly Column

Men's Judge

新日本プロレス『NEXESS』

MJ
2004.05.21
 今回も該当者なしということで、K-1x新日について思うことを書いてみました。
 この日最も注目されたのが、K-1x新日本プロレス4-4対抗戦である。結果はご存知の通り引き分けだが、この日ドームに集まった新日ファンは「まぁ引き分けなら・・・」で満足して帰れただろうか?そんな訳ないでしょう!吉江xノルキヤなんてほんとうにどうでもいい勝利、あれで大喜びしてた上井さんには「本当にそれでいいの?」と問いたい。 ショーン・オヘアーもただのK-1が連れてきたプロレスラー、勝ってもK-1に勝ったことにはならない! 絶対に勝たなければならない最後の二試合に負けて引き分けなんて満足できるわけがない!
 新日本は今後も全面戦争の姿勢を打ち出しているが、他団体との対抗戦(業務提携)は必ずしも相乗効果になるわけではない。UWFの時がまさにそれで、その後団体が崩壊している。あの時のUWFは既に崩壊寸前の苦肉の策として新日との業務提携を始めた訳だから仕方ないといえば仕方ないが、現在の新日とK-1の力関係を見たら、民放3放送局をバックに持つK-1が圧倒的に上!公平な話し合いができるとは思えない!このままこのような敗戦が続くようであれば崩壊はないにしても、更なる衰退が考えられる。新日のフロントがどう考えているのかはわからないが、一時的な興行の盛り上がりや、話題づくりの為にK-1選手にオファーしているのなら即刻やめてほしい!ボブサップは仕方ないにして、本当に武蔵にオファーを出す必要があったのか? 上井さんは武蔵を新日のリングに上げただけで満足しているんじゃないのか?ルールでゴチャゴチャ言う前にもっと考えることがあったはず!
 しかも今回、この対抗戦に注目していたのは新日ファンだけだったのではないだろうか?対抗戦というのは互いのファン同士も「こっちが強い!」「いや、こっちだ!」と熱くなるもの。しかし、K-1ファンの大半はどうでもいいと思っていたはず。UWFとの対抗戦の時はファン同士も喧嘩寸前までバーストし、ケロちゃんが「ファンの方どうしで、くれぐれもケンカをしないように」と異例の呼びかけをした程だった。話を戻すが、だからこそ勝たなければいけなかった。勝ってK-1ファンを振り向かせるくらいでないとやる意味がない!これだと、ただ単にドーム興行を成功させる為にK-1に力を借りただけだ!このまま対抗戦を続けるのであれば、そのへんをもっと考えてほしい。フロントがしっかりしてK-1の政治力に負けないでほしい。それができないなら対抗戦なんかしないほうがよい。
 以前ウルティモ・ドラゴン氏は自身の団体『闘龍門』が日本で大成功した理由は「自分達の独自性、オリジナルを大事にして、ファンを喜ばせることを考えたから」と言っていた。今の新日本にはそれができないから、すぐに対抗戦に走ってしまう。マンネリになってきたからといって、すぐに他団体との対抗戦ではなく、まず自分達でもっとおもしろいことはできないかをもっと考えるべきである。
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