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輝く我が名ぞ、ケイワン・ファイター - Men's Judge - 格信犯ウェブ

Weekly Column

Men's Judge

輝く我が名ぞ、ケイワン・ファイター

MJ
2005.10.12
 いやー興奮した!感動した!卒のない連打にあの大巨人もKO!!そして勝利後の胴上げ・・・あれ、そんなシーンあったかな?ああ、こちらは29日に優勝が決まった阪神タイガースの岡田監督の姿でした。それから遡って9月23日、場所は大阪ドーム、こちらでも甲子園に負けない熱い闘い、興奮、感動があったのでしょうか?猛虎フィーバーに沸く大阪人が猫になるような熱い闘いはあったのでしょうか?
 格闘技といえばなんともえいない緊張感が醍醐味だと思う。どちらが勝つのかわからないワクワク感、一瞬で勝敗が決まってしまうかもしれないドキドキ感、まさかの大逆転劇・・・それらは他のスポーツにはない楽しみである。もちろん楽しみ方は人それぞれで感じ方も違うのは当たり前。でも大きな醍醐味はそこではないだろうか?
 では、今回の大会でそれらを感じた試合が一試合でもあっただろうか?高いチケットを購入して生観戦したファンはどう思ったのだろうか?今回は5時間近い長丁場になったこともあり試合に集中していた人はかなり少なかったと思う。試合が始まっているのに携帯電話でタイガースの結果を気にしている人も多数見かけた。普通高いお金を払った人はそんなことできないはず、『一瞬の怖さ』、格闘技は一瞬で決まってしまうかもしれないからだ。そんな人はテレビ観戦で十分なはず。強い者が勝つのは当たり前のことであるが、順当に判定勝ちをしたにすぎないと観客に思われるようでは、あんなに大きな会場で興行をうつ意味がない。生観戦の楽しみを伝えられなかったのだから。
 そういう意味では観客はサップvs.ホンマンしか期待していなかったのかなぁと思う。確かに技術はなくても大男同士の殴り合いは迫力があっていい、私も興味はあるし事実おもしろかった、現に私の傍で観戦していた現役K-1ファイター二人(共にサップと対戦経験あり)も大声を出して興奮していた、試合を終えた控え室のファイター達も同様だったようだ。
 しかしそれは別の楽しみ方だ。試合中にあれほど緊張感のない間合いが続くのはいかがなものか、そこには失笑しかない。あの試合が本来のK-1の楽しみ方であるのであれば次からはテレビ観戦で十分だ。阪神の試合とザッピングしながらサップや曙の試合だけ見ればいいんだから。わざわざ五時間待ってあの試合を生で見る価値はない。まぁ二時間枠のテレビで見るには申し分ないソフトだと思う。それは間違いない。どんなに面白くない興行でも二時間程度の枠で抜き出せばある程度見せれるものにはなる。それはそれでいいことであるが、やはり生で観戦する熱心なファンのことも忘れないでほしい。
 11月の決勝(東京ドーム)に勝ち残った8選手には、これぞケイワン・ファイターというところを見せて頂きたい。
♪鉄腕強打幾千度び鍛えてここに東京ドーム
 勝利に燃ゆる栄冠は輝く我等ぞケイワン・ファイーター
 オウオウオウオーケイワン・ファイターフレフレフレフレ♪
大会の写真はコチラ
試合の結果はコチラ
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